こんにちは!編集部の桜田です!
アップル社が販売している音声アシスタント機能「siri」にプライバシーの問題があると公表されました。
ヤフーニュースでは次の通りに報じています。
アップルをはじめ大手ハイテク企業は音声認識機能の改善を目的に、ユーザーとのやりとりをソフトウエアではなく人間に分析させていたとして、批判を集めていた。アップルは消費者からの指摘を受け、このプログラムを数週間前に停止した。ただ今秋のソフトウエア更新でプライバシー保護におけるユーザーのコントロールを強化する変更を加えた上で、同プログラムを復活させる計画だ。
アップルは28日、「見直しを行った結果、われわれが目指す高い理想にまだ達していないことを認識した。これについておわびする」と発表。このプログラムがユーザーのプライバシー侵害に当たるとして、アップルへの集団訴訟が起こされている。
アップルの発表によると今後は、アップルがシリのサービス向上の目的で匿名のサンプル音声を聞くことについてユーザーは許可を選択できるようになり、後で許可を取り消すことも可能になる。こうした録音は今後保管されなくなるが、コンピューターが文字起こしした会話のテキストは、ユーザーを特定しない格好で最大6カ月間記録される。過去に分析が行われたシリとの会話は、全体の0.2%に満たないという。
siri(シリ)のプライバシー問題!
アップルをはじめグーグルやAmazonのアレクサも音声アシスタントの会話を保存しないという設定を選べますが、Appleにはそうした機能がない(siri自体を無効にすることは可能)ということが今回の問題点だったようです。
今回のsiriの音声プライバシー問題によりAmazonアレクサもグーグルも音声アシスタントのデータは各会社の担当の人が聞いていたということが発覚してしまったのは、衝撃ですね。
だが、問題はそこではなく、Appleがユーザーに対し、利用規約でSiriとの会話を人間が聞く可能性があることを明示していないところにある。
それは、AmazonとGoogleも同様ではあるが、Appleは折に触れてプライバシーを大切にしていると強調している企業だ。同社は公式Webサイトの「プライバシー」というページで、「優れた体験をするために、あなたのプライバシーと安全を犠牲にする必要はない。Appleはそのことをこれまで繰り返し証明してきました。優れた体験とは、逆に、プライバシーと安全を支えることができるものなのです。」と謳っている。
プライバシー問題についての対策は?
アップルは対策として、オプトアウト機能を追加すると約束しています。
Guardianの2日の記事によると、AppleはGuardianに対し、この件についての見直しを行う間、Siriのグレーディングを世界で停止していると語ったという。Appleはまた、今後のソフトウェアアップデートで、ユーザーがグレーディングをオプトアウトする機能を追加するとも語った。
ネットの反応
この報道を受けてSNSサイトではどのような反応が起こっているのでしょうか?
スマホで外国語の音声翻訳機能を使う際も、GPS座標付きでサーバーに保存されていると思いながら使うほうがよいと思っています。
もしかしたらアカウント情報とも紐付けられて、カレンダーやウェブ閲覧履歴も監視されているかも。
極力、アプリのアクセス権や、写真のクラウドサーバー保存は避けましょう。
AIを実用レベルまで性能を向上させるには、膨大なデータが必要になる。
囲碁でも将棋でも実用までには人力による膨大なデータ入力が行われている。
言語の場合、日本語に限っても地域によるイントネーションの違いや同音異義語などがあり、人力によるデータ解析を行わないと実用レベルに達していないのだろう。
男女の差や個人差による音声周波数の違いなどもあるしね。
ともあれ、スマホやPC、今後は家電も含めてネットに繋がっている機器の操作情報は全てサーバーに蓄積されると認識しておいた方がいい。
まあ、普通に使っている分には不都合を被ることはないはずなんだけどね。
Siriに限らずこの手の音声アシスタント機能の音声の保存云々って、
当初から利用規約にもしっかり書かれていたし、今更もいいところだと思うのですけどね。
通信もせずにスマホの内で処理していると思っていたユーザーが多い…のだろうなぁ。
コメントを残す